自転車と歩行者の事故:9,520万円:平成25年7月4日神戸地裁判決

小学五年生の子供が、マウンテンバイクで坂道を時速20~30キロで爆走し、散歩中の女性女性(67歳)に正面衝突して跳ね飛ばした事例。

女性は頭部骨折等で病院に搬送されるも意識不明。家族と保険会社が、子供の母親を相手に損害賠償請求訴訟を提起。

裁判所が問題視したことは、坂道を高速で下っていたことと、その状態での前方不注視です。

「自転車運転に関する十分な指導や注意をしていなかった」として母親の「日頃から指導や注意をしていた」という主張を退け、親の監督義務責任を認めました。
「子供のやることには親が責任を持て。」ということですが、注意をしても聞かない自分勝手な子供が増加していることも事実です。

現在(2025年時点)では、学級崩壊どころか学校崩壊が進み、授業中立ち歩く生徒を注意した教師に「注意しないように」と学校から指導が入る小学校も現実にあります。
注意・躾けをしないことがいいことのように思う者が増え、それどころか平気で子供と自転車で歩道を横列走行するような輩もいますので、そのような輩には予め近づかないよう普段から注意してくことが必要です。

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